パッションフルーツでグリーンカーテン

ベランダでグリーンカーテン用にパッションフルーツを育てています。

苗を購入したのは2年前のこの時期で、幅70cm程の大きいプランターに植えっぱなしです。去年に続いて今年も冬を乗り越え、無事に新芽を伸ばして生長しています。

始めは2株あったのですが、生育の悪かった一株は今年はダメでした。もう一方の株は元気が良く、6月中に花を二つつけました。残念ながら受粉には失敗してしまい、咲いた後にそのまま枯れて落ちてしまいましたが、グリーンカーテンとしては活躍してくれそうです。

【2014/7/25追記】

パッションフルーツを受粉させたときの写真です。ピンセットで雄しべをとり、雌しべに花粉をつけてあげます。

パッションフルーツの受粉

冬越しについて

パッションフルーツは、冬越しするために室内に取り込む、と書かれていることも多いようですが、うち(関東)ではベランダに出しっぱなしです。冬になったら葉が落ちるので、蔓だけのような状態で、せいぜい1mくらいの長さを残して、後は適当に切ってしまいます。途中で枝分かれしているので、それを2本くらいは残していますが、後はさっぱりと切り落とし、特に防寒対策もせず、放置です。

これはたまたまうまくいったと言う例なので、本来ならば、屋内のスペースに余裕のある方はプランターごと取り込むのが確実です。それができず、ベランダ等の屋外で冬越しするなら、せめて株元に藁を敷いてあげるとか、防寒すべきでしょうね。もっと大事にいくなら、秋に挿し木して小さい株を作って、室内で冬越しさせるのも良いでしょう。

それから、実をたくさん楽しみたい方も、室内で冬越しさせた方が良いかもしれません。パッションフルーツは秋にも花が咲きますが、秋に実が付いても、熟す前に冬になってしまい、食べられません。従って、実をたくさん楽しむには、春にたくさん花を咲かせる必要があります。ある程度のサイズの株を室内で冬越しさせれば、春の生長が早まるでしょうから、6月ごろの花の数も期待できると思います。

【2014/7/25追記】

新芽の出たパッションフルーツの写真があったのでアップしました。今年5月頭のものです。

新芽の出たパッションフルーツ(5月)

雑草との戦い

家庭菜園をやっていると、雑草との戦いは避けて通れないでしょう。菜園の環境、場所や土の性質によって雑草の種類は様々だと思いますが、うちの畑で最も勢力を広げているのはスギナです。春になるといわゆるツクシがでてくるアレです。と言っても、うちの畑のスギナはあまりツクシを出すこともなく、かわいげがありません。ひたすらに、抜いても抜いても細くてワサっとした葉を茂らせます。本当に、しぶといです。

スギナの生態

スギナは地下茎を伸ばして広がっていきます。強引に耕して地下茎をバラバラにしても、細切れになった地下茎はまだ生きており、それぞれがまた生長して更に広がるとか。折角自分の菜園で野菜を作るのだから、除草剤の類は使いたくないし、かと言って、地下茎を地道に取り除くのも現実的には非常に難しいです。

今年もやはり春以降のスギナの勢いは止まりません。つい2週間前に耕したはずの場所が、もうスギナで埋め尽くされていました。どうしたものか・・・。

スギナに対抗して

うちの畑には植えっぱなしのオレガノがあるのですが、オレガノはなかなか逞しく、数年前に買った葉っぱ数枚の小さな苗が、このスギナだらけの畑の中で、今ではかなりの大株に育っています。その部分だけは、スギナも入り込めていないようです。なるほど、植物によってはスギナの繁殖力に対抗できるのですね。

一説によれば、スギナに対抗してミントを植えて、ミントが勝ったというケースもあるようです。(負けた言う話も聞いたことがあります。)確かに、ミントも地植えしてはいけないと言われるほど、繁殖力が強いことで有名です。増えすぎて収拾付かなくなることを心配して、畑にミントは植えてこなかったのですが、「スギナで埋め尽くされるよりはまし」と割り切って、今年はミントを植えてしまおうかな。禁じ手のようですが、畑のオーナーからもOKをもらってるので、試してみたい気もします。

スギナ自体をお茶にしたり、天ぷらにして食べちゃう人もいるようですが、私は抵抗あるな・・・。

キャットニップで猫のおもちゃ

キャットニップは猫が大好きなハーブです。猫を飼っている方なら、キャットニップ入りのおもちゃなども売っていますので、ご存知のことと思います。

下の写真の左がキャットニップ。ちなみに、右はワイルドフィーバーフューです。

キャットニップ

以前、ベランダで育てたキャットニップを乾燥させて、猫用のサシェ(匂い袋)を作りましたが、うちの猫も喜んでサシェをベロベロ舐めて、ゴロゴロと転がり回っていました。マタタビは試したことがありませんが、そういう感じです。

不思議なもので、しばらくはゴロゴロして酔ったような状態になるのですが、ある程度で満足するのか、ふと我に返って見向きもしなくなるんですね。でも、時間を空けて再び与えてみると、またゴロゴロくねくねします。サシェを作ってから何ヶ月も経っていますが、未だに効果があります。香りが薄れているせいか、飽きるまでの時間は短くなっていますが。

ちなみに、マタタビ科マタタビ属に属するキウイも、猫をゴロゴロにさせる効果があるそうです。と言う情報を得て、キウイの枝と葉がたまたま手に入ったので、うちの猫にあげてみましたが、全然興味がない様子。一瞬、枝をおもちゃとして、少し遊びましたが、その後は全く素通り。まあ、猫によってはマタタビにも反応しない子がいるようなので、うちもそのタイプなのかもしれません。

なお、キャットニップに話を戻しますが、ハーブティーとして飲むこともできます。ミント系ですが、スーッとする感じは控えめです。個人的には、何となく癖があり、「猫が好きそうなニオイ」に感じられて、単独でティーにすると微妙な気持ちになります。レモン系のハーブ等とブレンドした方が飲みやすいかな。まあ、大概のハーブはレモン系とブレンドすれば飲みやすくなりますね。

【2014/7/25追記】

うちの猫がサシェでゴロゴロしている写真が撮れたのでアップしました。

サシェは地味な色ですが、三角パック型です。作り方は検索すればすぐに見つかると思います。簡単ですよ。

サシェで遊ぶ猫

ズッキーニの海外種 カスタードホワイト

ズッキーニの輸入種を育てた話の続きです。今日は「カスタードホワイト」です。

カスタードホワイトって?

カスタードホワイトは、白いUFO型のような面白い形のズッキーニです。かわいいです。

うちの環境では、やや実が付きにくく、収量が少なかったです。季節や環境がぴったりではなかったのか、同時に育てたゼファーフィオレンティーノに比べると、少し元気がない印象でした。また、株が意外と縦に伸びようとするので、支柱を立てて定期的に固定してあげないと不安定でした。

収穫と味

収穫は早めにしてしまった方が良さそうです。放っておくと、せっかくのUFO型が、ただの潰れた球体のようになってしまいます。UFO型特有のボコボコっとした部分がなくなってしまうんですね。味も、大味になってしまいますので、小さい内に収穫した方が良いです。大きくなってしまったものは、うちでは、中をくりぬいて肉詰めにして食べました。それはそれで、おいしかったですよ。まあ、いずれにせよ、それほど癖のない味ですので、食べやすい反面、物足りなく感じる方もいるかもしれません。

収穫前のカスタードホワイト

さて、うちで育てたことのあるズッキーニの海外種について書きましたが、その他にも海外には本当に沢山の種類があります。見た目も様々で、面白い色や形のものも沢山あります。今年はもう種まきシーズンを過ぎてしまいましたが、来年はまた新たな種類に挑戦してみたいと思います。

ズッキーニの海外種 フィオレンティーノ

ズッキーニの輸入種を育てた話の続きです。今日は「フィオレンティーノ」という品種。

フィオレンティーノって?

フィオレンティーノは、緑地に細かく黄色い点が入ってまだら状になっており、表面も凹凸があって、地味な見た目です。しかし、美味しいです!大きくなっても味が落ちにくく、20cm超のものでも歯ごたえがあり、美味しく食べることができました。同時に育てていた他の品種と比べても、一番使いやすいズッキーニだったかもしれません。味や香りがはっきりしていて、一番ズッキーニらしいという印象でした。調理法については、ごく普通のスーパーで売っているズッキーニと同じように、炒め物でも煮込み料理でも、色々な料理で使えます。

育ててみた印象

フィオレンティーノは特に葉も大きく、ウリハムシが沢山ついていましたが、実は害虫に狙われることはありませんでした。ただ、たまたまかもしれませんが、若干発芽率が悪く、育った苗が少なかったため、収量もゼファーと比べるとかなり少なかったです。

また、収穫し始めて最初の頃は、まっすぐ立派な実が採れたのですが、次第に実が曲がったり、細くなったりする傾向がありました。これは育苗に若干時間がかかって収穫が遅れ、真夏の暑い時期に入って水が不足がちだったことと、ウリハムシにやられすぎて株が弱ってきたことが影響しているかもしれません。種を蒔いたのは5月中旬でしたが、もう少し早い時期から育てる方が良いかもしれません。

収穫前のフィオレンティーノ

収穫後のフィオレンティーノ

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