センニチコウを枯れさせた犯人

少し前に、センニチコウが枯れたという記事を書きました。色々と育て方を反省し、自分を責めたのですが、思いがけず真犯人がわかりました。

今日、センニチコウを植えていたプランターの土を掘り返していたところ、予想していなかった住人がひょっこりと現れました。

(写真は記事の一番下に載せますので、見たくない方はスクロールしないことをお勧めします。)

これはおそらく、コガネムシの幼虫でしょう。例年元気に育つセンニチコウが今年は元気に育たず、夏の間に枯れてしまったのは、こいつが犯人だったに違いありません。

そう言えば、枯れてしまったセンニチコウは、茎が根元から切れたように倒れていました。枯れた茎を手に持つと、するっと手ごたえ無く取れてしまったのに違和感を感じたのを思い出しました。(その時点で気付けっ!)

まあ言い訳するなら、野菜等ならこんな枯れ方をしたらすぐに疑うのですが、まさかセンニチコウの根まで食べるとは思ってませんでした。思えば、バラ等がよくコガネムシの幼虫にやられるのですから、別に野菜に限った害虫ではないんですよね。世の中では普通に、花壇の花々の敵なんですね。花をあまり育てないので、認識不足でした。

コガネムシの生態

と言うわけで犯人の身柄を確保。もう8割方枯れているゴーヤのプランターに移ってもらいました。ここの根なら好きなだけ食べてくれて結構。好みに合うかどうかは知ったことではありません。

コガネムシの生態を調べると、幼虫で冬越しして翌年の春に蛹になり、5月には羽化して飛び立つらしいので、来年またゴーヤを植える頃には立ち退いてくれているはずです。まあ同じ土に同じ植物を植え続けると連作障害が気にはなりますが、ちょっと土を入れ替える程度でいつも使っちゃってます。

コガネムシへの対策

コガネムシの被害に途中で気が付くのはなかなか難しそうですね。何故だか生育が悪い、という時点で疑わないといけないんですね。

薬は使いたくないので、後は未然に防ぐために、ネットを被せるとか、土の上にバークチップを敷き詰めるとか、アルミホイルを敷くとか。どの対策も万能と言うわけではなさそうですが、やらないよりはましのようです。

さて、最後に犯人の姿をさらしましょう。来年までおやすみー。

コガネムシの幼虫

アップルミントの苗

新たに購入した苗シリーズの第4弾はアップルミントです。数あるミントの中でもポピュラーな品種ですが、自分で育てるのは初めてです。甘いアップルの香り、癒されますね~。

アップルミントの苗

アップルミントはハーブティーによく使われ、人気があります。でも、人気があると同時に「青臭い」という評判もついて回ります。ほんのりとしたアップルの香りが青臭さに負けてしまうようです。

ハーブティーの淹れ方もいろいろとバリエーションがあるようで、葉だけではなくて茎ごと使うとか、茎ごと鍋で煮出すとか、葉を刻んで使うとか。

また、青臭さ対策として言われているのは、フレッシュではなく乾燥させて使うとか、それを更に1ヶ月程置いてから使うとか、他のハーブ(例えばレモン系の味のもの)とブレンドするとか。

長時間抽出せず、葉を沢山使って短時間で抽出すると良い、という説もあります。あとは、オレンジミントの記事でこのブログにも書いたように、二番煎じの方が青臭さが無くて美味しい、という意見もあります。

ハーブティーは楽しみですが、購入した苗は下の方の葉が少し黄色がかっていて、美味しそうな葉がまだ少ないので、もう少し成長を待つことにします。わさわさになったら、色々なハーブティーの淹れ方を試して、ベストな方法を探してみたいですね。

コストマリーの苗

こちらも新たに購入した苗で、コストマリーです。

ミントやローズマリー、タイム等と比べるとマイナーな存在ですが、香りが独特で、なかなか面白いハーブだと思います。

コストマリーの苗

バルサムギクと言う別名もあり、葉からはバルサムの香りがします。

・・・

バルサムって何だっけ?って思うのは私だけではないでしょう。知ってるようで知らないというか、香りが思い浮かびません。

バルサムの香りって?

そもそもバルサムと言うのは「バルサム樹」が分泌する樹脂のことです。いや、バルサムを分泌する樹木をバルサム樹と呼ぶらしい。じゃあやっぱり、バルサムって何?って話になっちゃいますね。まあ、特定の種類の樹木が分泌する香りの強い樹脂(正確には樹脂が精油に溶解した溶液)というところでしょうか。

詳細は理解できていませんが、バルサムにはケイ皮酸か安息香酸、あるいはその化合物が含まれているようです。ケイ皮(桂皮)はシナモンのことで、ケイ皮酸はシナモンの香り、あるいはマツタケにも含まれているとのこと。ここまで書くと、なんとなく香りの傾向が伝わるのではないでしょうか?

「バルサムの香り」と言うと、ネットで検索すると良く出てくるのは「レブロンフレックス」のシャンプーですね。今は日本では販売されていないようですが、バルサムの香りに根強いファンがいるようです。私は「レブロンフレックス」と聞くと「ヘアケアインタビュー」と歌いたくなりますが。(分かる人が限られそうですね。。)

今回購入した苗の個体の性質なのか、香りはあまり強くなく、葉にしっかり触れないと香りが指に移らず、バルサムの香りが確認できません。でも、確かに、なんとなくどこかで嗅いだことのあるような不思議な香り。うっすらとお香のようなオリエンタルな香りがします。それと同時に、ミントのようなスッとする爽やかさとレモンのような香りも少し感じます。この複雑な香りが、コストマリーの魅力なのかもしれません。

コストマリーの歴史

コストマリーの歴史について、少し調べてみました。

コストマリーの起源は、地中海沿岸、あるいは東洋とかインドとか言われています。一説によれば、16世紀に英国に、そしてその後アメリカ大陸へ広まったそうです。アメリカへの入植者たちは、このコストマリーの葉を聖書の栞に使い香りを楽しんだそうです。そのため、コストマリーは「バイブルリーフ」とも呼ばれます。

植え替えてみたものの・・・

購入した苗を植え替えのためポットから出してみると、根が結構傷んでいました。茶色く変色していて、いわゆる根腐れ状態だったようです。もっとも、少し傷んだ根を落としたら、白い元気そうな根が出てきたので、すぐに枯れてしまうことはないと思います。

植え替えがうまくいっているか、暫くは注意して様子見です。じつは、今朝見たら早速小さい蛾の幼虫が葉についていました。油断も隙も無いですね。

コストマリーの利用法

コストマリーは料理に使えるようで、生葉を刻んでサラダに入れたり、様々な料理の香り付けに使えるようです。

ハーブティーも作れます。今のところ香りが弱いので、もう少し葉が茂らないと難しそうですが、しっかり育てて是非味わってみたいですね。

コモンセージエクストラクトの苗

こちらも先日購入した苗で、コモンセージエクストラクトという品種。

普通のコモンセージよりも精油分が多いそうで、確かに強い香りがします。見た目は普通のコモンセージ同様、シルバーがかった綺麗な葉です。葉が白い毛で覆われているため、つい触りたくなります。。まあ、ラムズイヤーのように柔らかくない(むしろ硬い)ので、馬の耳くらいでしょうか。(触ったこと無し)

コモンセージエクストラクトの苗

紅茶とコモンセージエクストラクトのブレンドティー

早速ですが、またティーを淹れて味見することにしました。セージのティーは殆ど飲んだ記憶が無いので、どんな味になるのか期待と不安・・。

ハーブティーにセージを使う場合、ドライを使うことが多いようですが、今回は苗から葉を採ってフレッシュのまま使います。苗の下の方に付いている黄色くなって枯れ始めている葉を4~5枚採り、紅茶に入れました。葉はあまり大きくないです。紅茶はティーバッグ一つでカップ一杯分。

飲んでみると、スッとしてさわやかなセージの強い香りがします。後味は、ちょっとよもぎの風味に似ています。単独でハーブティーにしたら飲みやすいかはわかりませんが、少なくとも紅茶とのブレンドは普通に飲めます。セージのティーはハーブティーらしい味と言うか、「薬っぽい」と言う人の気持ちもちょっとわかる気がします。まあ、私は好きですが。

パープルセージとトリカラーセージ

以前パープルセージとトリカラーセージを育てたことがあります。下の写真は地植えしたパープルセージと、プランターのトリカラーセージです。(隣はオレンジバルサムタイム。)

パープルセージ

トリカラーセージ

これらはどちらも「コモンセージと同様に使える」とされていますが、私の感覚では、香りが弱くて、スッとする爽やかな風味はあまり感じられませんでした。今回購入したコモンセージエクストラクトは、それらと比べるとずっと香りが良いです。

パープルセージやトリカラーセージは色が綺麗で華やかなんですけどね。セージを料理やティーに使うことをメインで考えるなら、コモンセージや、このエクストラクトをお勧めします。

エクストラクトは意外とティーがいけそうなので、他のハーブともブレンドしてみたいですね。甘い香りのハーブ、カモミールあたりとブレンドしたら美味しそうな気がしますが、手元に無いため却下。代わりにアップルミントではどうだろう?今度試してみます。

虫にやられませんように・・・

過去、パープルセージもトリカラーセージも虫にやられてしまいました。どちらも春に苗を買って、夏の間に虫に食べられて、そのまま枯れてしまいました。上に載せた写真は、どちらも元気だった、とある年の6月頃。このあと、プランターの方は蛾の幼虫に、地植えの方はバッタに食べられたらしく、一気に坊主になりました・・・。

今回は秋なので、春~夏よりは虫が少なく、育てやすいはずです。冬までにしっかり育てて、うまいこと冬越しさせて、来年の春には虫に少々食べられても枯れないような強い苗に成長して欲しいものです。

ゴールデンレモンタイムの苗

ゴールデンレモンタイムの苗を新たに購入しました。

ゴールデンレモンタイムの苗

葉に触れると、ふんわりレモンの香りがします。以前育てたオレンジバルサムタイムは、残念ながらあまり(殆ど?)オレンジもバルサムも感じられませんでした。でも、このゴールデンレモンタイムは、ちゃんとレモンの香りがします。強い香りではありませんが、ほのかに甘いような優しいレモンの香りです。

葉は斑入りで綺麗です。ネットで見かける写真では、もっと葉全体が黄色っぽいものや、ライム色のものが多いのですが、個体によるのでしょうか。季節によっても変わりそうですね。秋が深まってくると、少し黄色の色素が強くなるのではないかと、勝手に期待しています。ライム葉になって~。

紅茶とゴールデンレモンタイムのブレンドティー

さて、苗が思いのほかワサワサだったので、早速ティーにしてみました。2~3本枝を採って、紅茶に入れました。確かに、甘いレモンの香りがふんわりと感じられて、なかなか美味しいです。レモンティーのようなすっぱいレモンではなくて、レモン風味のお菓子のような優しいまろやかなレモンの香りです。

味は少しだけ、いわゆるタイムっぽい後味が残るという感じで、やはり強い刺激等はありません。コモンタイムを紅茶に入れると、しっかりタイム味になって結構刺激がありますが、ゴールデンレモンタイムはそんな感じではないですね。飲みやすい。使えます。

フォックスリータイムを夏に枯れさせてしまって、その代わりと言うわけではありませんが、丈夫に育って欲しいものです。

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