四つ葉のレモンバーベナのその後

先日書いた四つ葉のレモンバーベナの続報です。

通常は三つ葉(三輪生)であるのが特徴のレモンバーベナですが、うちのベランダで育てているものは、何故か一部分が途中から四つ葉になっていたのでした。10節程度は四つ葉が続いており、このまま突然変異の四つ葉のレモンバーベナとして育てていけるのでは?と期待しておりました。

例えば、四つ葉化した枝先を切って挿し木したら、四つ葉のレモンバーベナの株の出来上がり、などという妄想も膨らんできます。

しかし、、、(という話の流れで既にお分かりかもしれませんが)四つ葉になった枝から生えてきた脇芽の様子をご覧ください。

四つ葉のレモンバーベナから出た脇芽

ご覧の通り、しっかり三つ葉に戻ってしまいました。これは、先日ハーブティーを淹れる時に切った箇所のすぐ下の節から出てきた脇芽で、ここよりも5節程度は下から四つ葉が続いていた部分です。既に四つ葉化した枝から出た脇芽ですから、やはり四つ葉であることを期待したのですが、駄目でしたね。

他にも小さな脇芽はいくつか出ているのですが、やはり、どれも三つ葉のようです。これでは、おそらく四つ葉の枝先を切って挿し木しても、その後出てくる脇芽は三つ葉に戻ってしまうでしょうね。

と言うことで、「幸せを呼ぶレモンバーベナ」として繁殖させたかったのですが、やはり難しいようです。残念--。

幸せを呼ぶ?珍しいかもしれないレモンバーベナ

ベランダで育てているレモンバーベナですが、今日は面白い発見をしました。

下の写真、一つのレモンバーベナの株のそれぞれ別の枝なのですが、何かが違っています。

さて、何でしょう?

何かが違うレモンバーベナ

お気づきになりましたか?

・・・そう。右は三つ葉なのに対し、左はなんと、四つ葉なのです!

レモンバーベナは、通常は三つ葉、つまり一つの節に三つの葉がついています。写真右が通常のレモンバーベナです。一箇所から三方向に葉が出ていますね。このような葉の生え方を、正式には「三輪生」と言うらしいです。

一つの節から輪を描くように均等に三つの葉が生えており、その上下の節からは、それとは重ならないような角度で、やはり三つの葉が生えています。このように節毎に角度を変えることで、葉に日が当たりやすくなる、と言われています。この葉の生え方が、レモンバーベナの特徴の一つです。

四つ葉のレモンバーベナ

さて、問題のレモンバーベナですが、今日初めて気が付いたのですが、いつの間にか一部が四つ葉になっていました。元々はごく普通の三つ葉だったのに・・・。

良く見ると、同じ節から枝分かれした三本の枝の全てが、途中から四つ葉に変わっています。四つ葉に変わってから既に7~8節は伸びていますが、その間は全て綺麗に四つ葉です。ここまで気が付かなかったとは、いかにレモンバーベナに注目していなかったか。。なお、もっと大元から分岐した別の枝を見ると、それらは全て三つ葉のままでした。

下の写真は、わかりやすいように室内で撮り直したもの。一箇所から綺麗に四つずつ、葉が出ていますね。

四つ葉のレモンバーベナ

ハーブティーにするなら四つ葉はお得

味と香りは全く普通のレモンバーベナです。普段よりも葉が多くて、なんだか得した気分です。

以前も書いたとおり、レモンバーベナにはアブラムシが沢山やってきますが、真夏になるとどこかへいなくなってくれます。ハーブティーにするには、夏以降が楽です。

ちなみに、今日はケンタッキーカーネルミントとブレンドしてみました。レモン系とミントを組み合わせたハーブティーが美味しくないわけがありません。

午後のおやつの時間。シュークリームと一緒にいただきましたが、甘いカスタードクリームと爽やかなレモンバーベナ+ミントのブレンドティーは相性抜群です。うまー。。

レモンバーベナとケンタッキーカーネルミントのハーブティー

四つ葉の発生原因は謎

何故四つ葉になったのかはわかりません。四つ葉のクローバーの場合、葉になる部分に傷がついて四つ葉になるケースと、突然変異で遺伝子が変化してできるケースとあるようですね。クローバーの葉(小葉)とレモンバーベナの葉では事情が違うかもしれませんが、しばらく四つ葉が発生し続けているということは、傷がついたというような外的な要因ではなさそうです。

生育環境にも原因がありそうですが、極めて普通の育て方です。強いて言えば、エアコンの室外機が近くにあり、わりと風が当たりっぱなしです(苦笑)。そういう意味では、過酷な環境ですね。順調に生育できないような厳しい環境の方が、異常が出やすいということはあるかもしれません。

もし今後も四つ葉が出続けるならば、その部分を挿し木したら、四つ葉のレモンバーベナの株が出来上がるのでしょうか。そううまくは行かなそうですが、今後は注意して見守りたいと思います。幸福をもたらしてくれる、、かもしれませんからね。

【おまけ】

四つ葉のクローバーについて調べていたら、こんなのが見つかりました。

クローバーの多葉のギネス記録だそうです。凄いですね!(47NEWSより)

レモンバーベナ

ベランダでレモンバーベナの鉢植えを育てています。

実は以前レモンバームを育てたのですが、蛾の幼虫が沢山ついてしまい、枯らせてしまいました。そこで、レモン系の別のハーブを試そうということで、レモンバーベナの苗を育ててみました。

結果は上々です。育て方に特に難しいことはなく、土が乾いてきたら水をやるだけです。今のところ、レモンバームのように枯れるほど虫が付くこともありません。なかなか丈夫なハーブですね。

冬越し

レモンバーベナは熱帯性で、寒さに弱いと言われています。一般には、雪の積もるような地域では屋外での越冬は難しそうです。

しかし、うちのレモンバーベナは鉢に植えて二年目になりますが、冬越しは何もしませんでした。2~3回ほど水遣りをした気がしますが、それ以外は何も手を掛けていません。冬の間は葉は全て落ち、枝だけの状態でした。大雪の日もベランダで放置です。さすがにダメかな、と半ば諦めていましたが、春になったら平然と新芽が出てきて、元気に葉を茂らせています。一年目にわりと大きく成長したので、体力があったのかもしれません。下の写真は今年5月のレモンバーベナです。

芽吹いてきたレモンバーベナ(5月)

それでも来る、虫たち

レモンバーベナは、うちのベランダではアブラムシが沢山つきます。アルミホイルを鉢の縁や土の上に敷いたり、茎に巻きつけたりしてみましたが、ほとんど効果はありませんでした。彼らがここに来たのは、そこにレモンバーベナがあったからであり、呼び寄せておいて「駆除」するのも気が引けるので、黙認することにしました。

他にも、数は少ないですが蛾の幼虫(毛虫系)がつくこともあります。彼らはレモンバーベナをあまり食べずに、別の鉢へ移動してしまうことが多いようです。

そういうわけで、しばらく放っておくと、レモンバーベナからは虫が減ってきます。去年は夏の暑い時期に花が咲いたと記憶しておりますが、その時期を過ぎると、不思議とアブラムシもどこかへ行ってしまいます。その頃ようやく落ち着いてハーブティーを楽しめるのです。もちろん、ちゃんと防虫対策をしていれば、もっと長い間楽しめるのですが。

爽やかなハーブティー

レモンバーベナのハーブティーは、個人的には生葉が好きですが、ドライでも十分使えます。冬の間はドライのお世話になりました。レモンの香りがとても爽やかで、単独でも、他のハーブとブレンドしても、美味しいですよ。

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